年々ペットの肥満が増加していることが大きな問題になっています。
最新の研究では国内ペット総数25%以上が過体重、肥満と認定されるとの報告がでています。
またペットの肥満は国内に限らず世界的に増加している傾向になっているようです。
本コラムでは中でも犬について考えていきたいと思います。
犬の肥満によって発生する問題点や危機感について飼い主様は十分に知る必要があります。
どの犬種も肥満になることはありますが、
まずは中でも肥満になりやすい犬種についてご案内します。
ミニチュアダックスフンド
フレンチブルドッグ
ビーグル
柴犬
パグ
ゴーレデンレトリーバー
ラブラドール
ミニチュアシュナウザー
国内でも人気の高い犬種が多くなっています。
太った犬を見てぽっちゃりしていてかわいいと思う飼い主さんが多いのも問題の一つです。
次からペットの肥満が起こすマイナス要因について考えていきます。
肥満によって病気やケガを招いてしまいます。
ペットは人間と比べると肥満が引き起こす問題はより大きくなります。
体重が増えすぎることで懸念される弊害として、
①関節・靭帯・椎間板への影響
②心肺機能・呼吸器への負担
③手術時の麻酔への影響
などが考えられます。
①関節・靭帯・椎間板への影響
体重増加によって足腰への負担が大きくなることで
関節炎や椎間板ヘルニアといった病気が進行しやすくなります。
特に胴長の犬種(ダックスフントなど)は注意が必要です。
②心肺機能・呼吸器への負担
人間にも言えることですが体重の増加により心臓への負担が大きくなります。
また首の周囲についた脂肪により呼吸リズムが悪くなることの弊害もあります。
呼吸がしずらいと体温調整機能の低下により熱中症などにもかかりやすくなります。
③手術時の麻酔への影響
太っていると麻酔の効果が減少してしまいます。
愛にが手術が必要なときに大きな負担になります。
肥満が原因となって発生する問題は治りにくい病気やケガが多くなっています。
病気やケガを要因とした老化も早く進んでしますケースもあります。
治療に必要な費用も飼い主にとって負担となることもあるかと思います。
肥満については問題が発生してからではなく、普段の予防が本当に大切です。
次はどうして肥満になってしまうのか?原因について考察していきましょう。
■犬が肥満になる原因
これは犬に限らず私たち人間も同様ですが次の公式をご覧ください。
↓ 肥満が進行する状態 ↓
食事で摂取したカロリー > 日常生活で消費したカロリー
上記の状態が継続していくことで体に脂肪が溜まり肥満を招くことになります。つまり、摂取カロリーが大きくなる食べ過ぎや消費カロリーが足りない運動不足などがペットの体重に影響を与えます。愛犬を肥満にさせないためには飼い主様による適切な運動・食事の管理が大切になってきます。
かわいいから喜ぶからといっておやつをあげすぎるのも問題です。
我慢させるのはかわいそうと言う飼い主もいるようですが病気になる方がもっとかわいそうではないでしょうか。
【その他に肥満原因として注意したいポイント】
①ワンちゃんは1歳を過ぎると成長に必要なエネルギーの量が減少していきます。
そのため、幼犬用の高カロリー食を与え続けると、摂取カロリー過多の状態になることがあります。
②去勢や避妊の治療をしたワンちゃんはホルモンバランスの低下で基礎代謝が低下しているケースが多くなります。その時に普段と同じ量の食事を与えることが摂取カロリー過剰になり肥満となることがあります。治療をした獣医師や医療機関に相談して適切な量を検討していきましょう。
原因がわかれば、あとは飼い主様が協力してでダイエットしていきましょう。
健康に配慮していきながら毎日の食生活や運動習慣を見直していきます。
あせらずに長期的な目線をもつことで、ワンちゃんの健康を損なうリスクを軽減できます。
ここで公式をおさらいします。
【体重が増えていってしまう状態】
食事で摂取したカロリー > 日常生活で消費したカロリー×
これを下のように変化させることがダイエットです。
【体重を減らしていく状態】
日常生活で消費したカロリー > 食事で摂取したカロリー○
摂取カロリーを減らすにはダイエットフードを利用することもあると思います。
なかなか食いつかないときは、以前食べていたフードに少しずつ混ぜて慣れるようにするなど工夫が必要です。愛犬もお腹が本当にすいたら慣れないフードでも食べるようになりますので初めのうちは飼い主さんも我慢して一緒に頑張ってあげてください。
飼い主である皆様の強いメンタルがダイエットの成功の必要条件です。
また食事を常に欲しがってくるような場合は1回の食事量を減らし、複数回にわけて与えることも効果的です。満腹感を与えることはできませんが空腹感を少なくしてあげることができます。
消費カロリーを増やすには普段の散歩時間を少し長くしてあげることが考えられます。
一度に増やしすぎると既に過体重の場合は関節にかかる負担が大きいので、少しずつ増やしてあげてください。また時間がなかなか取れない場合は散歩のときに坂道や階段・段差の多いルートで同じ時間でも運動の質を高める方法もあると思います。
愛犬のダイエットには飼い主様の負担も大きくなりますが、
これを機会に愛犬との信頼関係を更に深めていくチャンスにしていけると最高ですね。
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