ドッグラン通信 フローリングの豆知識

各フローリング(無垢・突板・シート)の特色
  • 2015.05.08
  • フローリングの豆知識

前置き

家族が歩き、座り、時には寝ると触れる機会が多いフローリング。住まいの中で最も傷つき、汚れやすい場所でもあります。色柄も多数ありホワイトからダーク色まで家具や好みに合わせて選択したり、機能性を重視し、生活スタイルや価格を考慮する方もいるでしょう。フローリング選びの参考までに各特色をまとめてみました。

無垢(むく)フローリング

単一の天然木のみを使用し、接着剤で張り合わせる事の無いフローリングを無垢フローリングと呼びます。無垢フローリングには塗装済みと無塗装とあり、塗装済みであればそのまま使用しますが、無塗装の場合、そのまま使用すると汚れや傷が付きやすい為、現場で塗装してから施工する事もあります。

自然塗料を使用したオイル塗装は無垢材に浸透させることで質感や風合いを損なわないが、傷が付きやすい。ウレタン樹脂塗装は表面に樹脂成分で塗膜を張る為、無垢材の質感が多少損なわれるが傷や汚れには強くなります。油性ウレタン塗装は廉価で作業時間も短いが黄変する事があるので注意が必要です。

無垢フローリングは反りや割れなど発生しやすいが、断熱性調湿機能があり、年を重ねるごとに経年変化を楽しめ、使い続ける程に重厚感が出て味わい深くなるのが魅力です。

突板(つきいた)フローリング

希少性が高く木肌の良い銘木を薄くスライスした物。これを表面に用いて基材の合板やMDF(中密度繊維板)に張り付けた物を「天然木化粧合板」「突板化粧板」「天然突板仕上げ」などと呼ぶ。突板の厚さは0.2㎜~0.6㎜と非常に薄く傷や凹みが生じると合板が見えてしまう恐れがある。また、3㎜~5㎜に切り出された板は挽き板(ひきいた)と呼ばれ、突板と違い表面に傷が入っても合板が見える事はありません。

合板フローリングは湿度・温度変化に強く、無垢フローリングに比べて膨張や収縮、捻じれや反りなど生じにくく施工性が良い。

接着剤の化学物質が問題になった時期もあったが、現在では低ホルムアルデヒドのフローリングが普及し、F☆☆☆☆(エフ・フォースター)を取得している物も多くシックハウス症候群の心配も少なくなった。【MDF・F☆☆☆☆について下記の補足欄参照】

シートフローリング

特殊な紙などに木目を印刷した物。表面のプリントシートはプラスチック(樹脂)の一種で木目が印刷されている「オレフィンシート」、プリントシートの表面に木肌の凹凸を創出し張り付ける「透明エンボスシート」の2種類がある。共に摩擦・水分に弱くそれを補う為、表面にEB(電子線)処理加工がなされます。EB処理により強度を持たせ、表面を滑らかにする事で防汚効果も付与されるが、とても薄く強度が高くなく歩行摩擦などで剥がれてしまう。

高い印刷技術により見た目は本物の木材の様ですが、パターン化されており天然木には見栄えが劣ってしまいます。しかし、色ムラ・色違いが起こる可能性が低く、施工性が高く扱いやすい。廉価で需要が高まっており、近年建設されたマンションや戸建てで多く使用されています。

突板フローリング同様にF☆☆☆☆を取得している物が多く、安心・安全。

画像表面直下の白い線と表面上に薄ら見えるドットがシートの特徴

補足

MDF(Medium Density Fiberboard) 中密度繊維板                       木材を繊維状にほぐし、接着剤などを配合してボード状に圧着した繊維板の一種。衝撃に強く凹みづらい特性がある反面、水分を吸収しやすく、膨れやすい欠点がある。

F☆☆☆☆(エフ・フォースター)                                建材のホルムアルデヒドの飛散量の等級。飛散レベルに応じて使用面積が定められているが、F☆☆☆☆取得の物は最も飛散レベルが少なく、建築基準法の規制を受けず使用できる。



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